はじめての採卵レポート
採卵当日をむかえました。
この日は、久しぶりに夫婦で病院に行きます。
理由は、
①全身麻酔のため車の運転ができないこと
②朝採取した精子を持参するのですが、万が一受精時に問題が起きた場合に病院で再度採取するため待機してもらうこと
です。運よく土曜日でよかった。
朝10時に来院。点滴をし、唾液の分泌を抑制する注射を打ちました。
(麻酔による誤嚥を防ぐためだそうです)
ドラマで見るような手術室でスポットライトに照らされ、「ついにここまできたかぁ」なんて思っていたらあっという間に意識がなくなり、目が覚めたのは全て終わって13時半!
看護士さんが来て、「長いガーゼをつめてあるので、トイレで引っ張り出してきてください」と言われました。
これがまたびっくり。想像以上に長い!そして痛い!かなり力を入れて引っ張らないと出てこない。変な汗がどんどん出てきます。
血まみれのガーゼがおしもからズルズルと出てくるのは恐怖映像でした。
着替えたら、夫と一緒に今後の説明を受けます。
まず、今回の採卵では7個の卵がとれました。
受精方法をふりかけ式と顕微授精のどちらにするかを決めます。精子の状態も良好でありふりかけ式で十分との見解でしたので、これに同意しました。
次に、受精確認です。7個のうちいくつ受精卵になれたか、その後は初期胚に、そして胚盤胞にまでするかなどの確認を数日おきに電話で行います。
胚盤胞とは、5~6日間培養し着床寸前の状態まで細胞分裂が進んだ受精卵で、初期胚よりも着床の可能性は高くなります。
最後に、移植についてです。今回は卵巣に負担がかかっているので休息期間とします。受精卵は凍結保存し、次周期に内膜を整えて行うとのことでした。
結果、
7個の卵のうち6個が受精卵になり、6個全てが初期胚になりました。
ここで、凍結保存するものと胚盤胞にまで培養するものをいくつにするか決めます。欲を出して全部培養を進めて、みんなだめになってしまう可能性もあります。私は2個を初期胚で凍結保存し、4個を培養してもらうことにしました。
そして、4個のうち2個が胚盤胞になりました。
無事初期胚と胚盤胞2個ずつ、計4個の受精卵を凍結保存し、次は移植に向かいます!