猫とくつろぐ『半屋外空間』づくり
猫って、よく窓際にいませんか?
猫は外を眺めるのが大好きです。よももいつも窓際にいます。
季節や天候で変化する温度や湿度、太陽のぬくもり、風のにおい…
屋外は猫が必要とする刺激に満ちた空間です。
猫は室内飼いがキホン。でも、安全な半屋外空間を作ってあげることで、そうした刺激を満たしてあげることができます。
そもそも、半屋外空間とは?
屋外のように光や風を開放的に感じることができ、屋内のようにプライベートな居心地を感じることができる、外部と内部の中間的な領域をいいます。
日本には、縁側や土間といった外としても内としても使える半屋外空間を組み込んだ住宅設計が伝統的にあります。昔から縁側と猫ってテッパンですよね。
かつては、夏には日差しを遮って風を通し、冬には日光を取り込みつつ外気を遮断するといった温熱的な緩衝帯の役割を担っていた中間領域。コンパクトで高気密な家づくりが増えた今、環境装置ではなく『空間の心地よさ』を活かした場所として存在していくのではないでしょうか。
みなさまのお家にバルコニーやインナーテラスはありますか?
サンルームやベランダでもOKです。
ここにDIY用のウッドデッキやすのこを敷いたりして室内と床のレベル(高さ)を合わせてあげると、外と内が緩くつながります。内外の境界を曖昧にすることで空間が広く見える効果もありますよ。
その空間に猫用ソファや一緒にくつろげるベンチ、
スペースがあれば、ステップがあったり形に特徴のある家具やプランターなどを置いてあげましょう。
植物(猫草)は猫の体調を整えるために大切なものなので、植物のある場所を作ってあげるとよいです。猫に安全な観葉植物として、ジャスミンやアイリッシュ・モス、ペチュニア、ミントやランなどがあります。ユリ科やナス科、サトイモ科、アジサイは毒性があるため避けてくださいね。
刺激あふれる半屋外空間に猫と人間が一緒に過ごせる場所を作ってあげることで、猫の認知的・社会的生活環境が豊かになり、長寿にもつながります。
猫とくつろげる半屋外空間づくり。
2021年、ためしてみてはいかがでしょうか。
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