RIDLE NOTE

不妊治療のこと、猫と家づくりのこと、日々の日記

大雪、外出自粛に西洋絵画の解読本を

大雪警報に加え、一部での緊急事態宣言で迎えた三連休。

私の住む地方も猛吹雪で、外に出られません。

お家でYouTubeSNSなどもいいですが、読書をしてみませんか。

普段は建築やインテリア関連の本を読むのですが、他にも好きなものが西洋絵画の解読本です。

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ジョルジュ・ド・ラ・トゥール『いかさま師』

私はもともと西洋芸術が好きで、大学時代に受けた西洋美術の授業が非常に面白く、ルネサンス始まりの地であるイタリア・フィレンツェに行きました。

レオナルドダヴィンチ、ラファエロミケランジェロという3大巨匠を筆頭にブルネレスキやマザッチオ、ドナテッロといった比類の天才たちが同じ国の同じ時代に出現したことは、歴史上類を見ない超現象です。その後も色んな国へ行きましたが、イタリアでの10日間に勝る経験はなかった。社会人になってからはまとまった休みがとれず、長期の海外旅行は新婚旅行だけですが、イタリアにはまた行きたいものです。

 

ちなみにその時の研究テーマはボッティチェリの『春』でした。以来大好きな絵です。

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そこで今日ご紹介するのは、中野京子さんの『怖い絵』シリーズです。

2007年に1作目が出版されて以来大ヒットし、シリーズ化され有名になったのでご存じの方も多いと思います。

一見美しい西洋絵画の裏には怨恨、陰謀、殺人など、当時の王族や教会の血なまぐさい恐怖や悲劇の真実が隠されています。その中でも中野京子さんがセレクトしたとびきりの絵が並び、意味や背景を読み解いていくものです。

これを読むと、絵の中にさりげなく描かれているモチーフが何を暗示しているかや、込められた意図がわかるようになるので、本で紹介されている以外の絵画にも応用して楽しむことができますよ。

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例えば置いてあるリンゴをただ見るのと、未曽有の震災で壊滅した町でたった1本残った木がつけたひとつだけのリンゴだと知って見るのとでは、感慨深さが違いますよね。

絵画も、ただ眺めるのと運命に翻弄される人々や時代背景を知って鑑賞するのとでは、全く違った見え方になります。

 

他にも「運命の絵」シリーズ、「名画で読み解く」シリーズ、「名画の謎」シリーズ、「危険な世界史」シリーズなどがあります。

外出できない期間が続きますが、ぜひひとつ手に取ってみてはいかがでしょうか! 

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