人にも猫にもやさしい床選び
てんかんを持つ『よも』と両親の暮らしが始まり、まず気になったのが床です。
一般的な住宅によく使われるフローリング材。
フローリングには大きく分けると無垢材(単層)フローリングと複合(複層)フローリングの2つがあります。
無垢材は、1枚の板を切り出し加工したもの。複合フローリングは、合板などの表面に化粧材を貼ったものです。化粧材にも、天然木を薄く削ったものや樹脂シートなど様々あります。
実家の床は一般的な住宅に多く使われる複合フローリングで、ワックスがけがいらないようコーティングしてあるものでした。傷がつきにくく水に強い、汚れをふき取りやすいなどメンテナンスがしやすい反面、表面はツルツルで硬く、犬や猫などのペットは滑るため足を痛めてしまいます。
そこで、ペットに優しい床材をご紹介します。
無垢材フローリング
天然木は柔らかく足あたりがよいのが特徴です。特にスギやヒノキなどが猫の足には優しいでしょう。ペットは人間と違い床の近くに顔があるので、溶剤のアレルギーなども考えられることからできるだけ自然塗料仕上のものを選びましょう。無垢材は高いというイメージがありますが、スギは値段も手頃でおすすめです。ただ、柔らかいゆえに傷がついたりへこんだりすることがあるので、経年による味と思える人なら良い材料です。
コルクタイル
衝撃吸収と断熱性が高いのが特徴です。ワインの蓋からも想像できるように防水性と調湿性にも優れています。また、コルクの原料は樫の樹皮で、伐採せずに皮だけはいで生産できるため自然保護の観点からもよい床材です。ただ、コルク単層では表面の強度が弱くなりがちなので塗装によるコーティングなど耐久性の向上を考えると良いです。
クッションフロア
塩化ビニール素材のシートで、弾力性と防水性に優れています。自由にカットして接着材で貼り付けができ、掃除も簡単。木質フローリングからタイル調まで様々な模様があり、値段も安価です。スポンジ状のクッション材を塩ビシートで覆っているので手で触ってもふわふわした感触を感じられます。傷や跡が残りやすく、またシート特有の均一的な意匠であるがゆえに廉価な仕様に感じられる人もいるので、気になる人は小さい面積や目立ちにく箇所で使用すると良いでしょう。
タイルカーペット
50×50などのタイル式のカーペットで、自由にカットして接着材で貼り付けができ、汚れたら1枚単位ではがして洗ったり交換でき便利です。爪がひっかからないよう、毛がループ(輪っか状)ではなくカットしてあるものにしましょう。
もう滑っちゃだめだよ
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