美しい人の遺伝子
私はブログで夫のことを書いたことがありません。
でも、ちゃんといます(不妊治療しているので当然か笑)
のろけではないのですが、私の夫はとても美しい顔をしています。
顔だけでなく、身体も大会にも出るスポーツ好きなのでアスリート体型。初めて会う人には決まって(お世辞もありますが)「芸能人かと思った」と言われます。
かと言って外見で選んだわけではありません。出会った頃は夫は前の会社で仕事に忙殺され運動もできず、今より10㎏以上太っていました。その後同じ建築屋同士、スポーツを愛する者同士意気投合してお付き合いが始まりました。
仕事も一緒、競技も一緒。なので、恋人・夫婦・男と女というよりも、相棒のような存在です。
話がそれてしまいましたが、夫との子どもを想像するたび頭に流れる曲があります。
ちょうど私が大学生時代にデビューしたRADWIMPSの初期の歌。今でこそ「前前前世」のようなキャッチーな曲で有名ですが、当時は常人にはない物事の捉え方や奇抜な言葉選び、強烈な揶揄など衝撃的な曲が多く、毎日RADWIMPSを聴いていました。
この曲の中に、こんな歌詞があります。
いつか生まれる二人の命 その時が来たらどうか君に
そっくりなベイビーであってほしい 無理承知で100%君の遺伝子
伝わりますように 俺にはこれっぽっちも似ていませんように
寝る前に毎晩手を合わせるんだ
学生ながらに「すごいこと言うな」と思い、十数年経ってもこれほど感慨深く聴いているとは想像しませんでした。
私も自分の子どもは夫に似てほしいなと思います。
単に顔の美しさでというわけではなく、マイナス思考でうじうじと悩む私と正反対の、これ以上まっすぐ割れないくらい一直線に竹を割ったような豪快な性格。私の悩みは大抵笑い飛ばされます。ただ、それで気が楽になることもあれば、苦しくてただ話を聞いてほしい時にもそんな調子であまり親身にはなってもらえないので、好し悪しですが…なのでそういう相談は母にします。
そんな自分にはない性格も含め、これからの世の中を強く生きていける子になってほしいからです。
ここで夢のない話をすると(私は生物の教員免許を持っています)
もちろん遺伝子はXX染色体を持つ母とXY染色体を持つ父から半分ずつもらいます。
なので母のXと父のXをもらえば女の子に、母のXと父のYをもらえば男の子になるわけです。そしてYはXより乗っている遺伝子の数が少ないと言われています。
目がふたえとか鼻が低いとかの形質を決める遺伝子には優性、劣性があります。ここでの優性劣性とは、優れているという意味ではなく形質が現れるか現れないかという意味です。
女の子だと両親からXをもらうので、両親同じ数の遺伝子から優性のものがピックアップされ形質に現れます。なのでどちらにも似る確率は同じです(厳密に言うとXにも強弱がありますが、今は深く掘り下げないでおきます)
男の子だと母からX、父からYをもらうので、遺伝子の数が多いXからピックアップされる優性遺伝子の割合が大きくなります。なので母に似る確率が高くなります。
あくまで確率の話ですけれどね。
とは言っても、なんでも科学で説明では夢がありません。
いつか生まれる命は、どうか夫にそっくりなベイビーになりますように。
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