RIDLE NOTE

不妊治療のこと、猫と家づくりのこと、日々の日記

【宅建士】登録実務講習レポート❖受講の方はぜひ参考に

2020年の宅建士試験に初挑戦し、無事合格しました。

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さて、試験に合格したら宅建士になれるのかというと、ここから長~い過程があります。今回はまずはじめに行う『登録実務講習』について、流れを書いていこうと思います。少し長くなりますが、これから受講される方の参考になれば幸いです。

 

 

登録実務講習とは?

宅地建物取引士は国家資格であり、その資格登録には要件があります。

①試験に合格した者で、宅地建物取引業の実務の経験が2年以上である者

国土交通大臣の登録を受けた宅地建物の取引に関する実務についての講習(=登録実務講習)を修了した者

③国、地方公共団体またはこの出資で設立された法人での宅地建物の取得・処分の業務に従事した期間が通算2年以上ある者

 

つまり、すでに不動産屋さんなどで2年以上働いている方だとクリアできるのですが、そうでない方のためにあるのが②の登録実務講習です。

↓講習を受けられる機関は、令和2年1月時点で以下のとおり

www.mlit.go.jp

 この講習を修了し、最後の修了試験(また試験??)に合格してようやく資格登録の要件を満たせるということですね。

 

 

登録実務講習申し込み

私も不動産実務経験がないので、合格発表が出てすぐに申し込みをしました。

会場と日程の都合から選んだのは『総合資格学院』です。

hotei.shikaku.co.jp

ホームページにアクセスして初めて知ったのですが、合格発表前日までなら2,500円割引料金で申し込みができるみたいです。結果に自信がある人は、早めに申し込みをしてしまえばお得ですね。ちなみに、総合資格学院の採点サービスを利用して合格判定をもらった上で不合格となってしまった場合は返金してもらえるようです。

(私は総合資格学院の回し者ではありません。笑)

私も自己採点で9割あったので、先に申し込みすればよかった…何においても情報収集は重要ですね。

ウェブで申し込みをクリックすると、希望の会場とスケジュールを選択できます。大手機関だと各都道府県に学校があり、自宅から近い場所を選択できますよ。ちなみに試験を受けた都道府県でなくても構いません。私も、隣県の学校の方がアクセスしやすかったためそうしました。

必要事項や受講料の振込先などを入力して申し込みます。顔写真と合格証書のデータをアップロードする必要がありますが、合格証書は自宅に届いてからでOKです。私は発表から1週間後くらいで郵送されてきました。申し込み完了すると、マイページから自分の状況確認ができるようになります。

 

講習日までの流れ

申し込みや受講料の支払い、必要書類のアップロードが全て完了すると、講習資料と今後の手続きについての書類一式が郵送されてきます。

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( 受講後に撮った写真なので、付箋や折跡があってすみません)

この時点で12月半ばです。私は1月半ばの日程にしたので、講習までちょうど一か月。この間に何をするかというと、先ほどの法定実務講習サイトから提供される講義映像を視聴しての自宅学習です。

写真の『事例で学ぶ不動産取引業務』テキストの項目に沿って30分程の講義が12個あり、順に視聴しながらテキストを進めて最後に演習問題を解くという流れです。

内容のレベルは、その年の試験に合格した人ならば知識・理解ともに問題ないと思います。試験合格からブランクがある人にとっては、しっかり勉強しなおした方がよいかと思います。特に近年は建築基準法や民放の大改正があったので、常に最新の法律を知っておかなければいけません。

私は試験という名の物に非常に憶病なため、不安できっちり計画的に勉強していました。しかし先に結果だけ言うと、この講習を乗り切るだけであれば自宅学習はやりこまなくても当日2日間の講習を集中して臨めば修了試験は合格できます。

理由は次で説明します。

 

 

講習当日

いよいよ講習当日となりました。

私が行った総合資格学院のスケジュールは以下のとおりです。

【一日目】

9:30 ガイダンス

9:40~13:00 1時間講義+10分休憩 ✕3時限

13:00~14:00 昼休憩

14:00~18:30 1時間講義+10分休憩 ✕4時限

【二日目】

上記スケジュールで6時限まで講義を受けたあと、1時間の修了試験があり18:00終了

 

講義の流れは、講義映像視聴(20分)→演習問題(20分)→講師の先生による解説(20分)で1時間でした。この解説で、先生が特に説明するところと読み上げるテキストの内容が試験に出ます。そして、先生もそれを教えてくださいます。この修了試験は『落とす』ためではなく『全員合格』してもらう主旨で行うからとのことです。さらに試験はテキスト持込可です。なので、重要部分にマーカーをひいたり付箋をはったりして準備しておけば、すぐに調べることができます。

先ほど講習を集中して臨めば修了試験は合格できると言ったのはこういった理由からです。

しかし、試験が始まってすぐにテキストを広げる人は誰もいません。みなさん合格率十数%の試験を乗り越えてきた方ですので、基本知識で問題は解けます。テキストは、一通り解き終わって見直しや自信がない問題の確認に使うという感じです。

ですので、資格を持つプロになるという意識を持つ意味でも私はやはりできる範囲での自宅学習をおすすめします。

 

修了試験

2日間朝から夕方までみっちりやって疲れ切ったところに最後の試験です。

試験は1時間50問で、マークシートと記述式で行われます。

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記述式といっても何か論述するわけではなく、解答用紙と一緒に配布される問題資料の中から答えとなるワードを探し転記するというものです。ここで注意するのは、誤字脱字や省略せずに『転記』するということです。(そのことについても先生がちゃんと注意してくださるはずです)

マークシートと記述式それぞれ8割以上の正解率で合格となります。しかしテキスト持ち込みできるので、誤字などなければ全問正解できると思います。というか目指しましょう。

 

こうして長い2日間を終え、修了証書が手元に届けば(2週間程で郵送されてきます)晴れて次のステップ(資格登録)に進むことができます!

ここまで読んでくださった方はありがとうございました。

これから講習を考えているという方、がんばってきてくださいね!

 

※試験で私が使っていたテキストです↓

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