県外の病院は不妊治療助成対象外?
私が県外の病院に転院することを知った弟から連絡がありました。
弟夫婦も体外受精で妊娠しており、不妊治療には理解があります。
弟は同じ県内でも中心地の方に住んでおり、不妊治療ができるクリニックも多く色々選ぶことができます。
弟「なんでこっちの方の病院にしないの?」
私「姉ちゃんのところからは遠くて通えないよ」
弟「でも助成金出なくなるよ?助成金のHPに、指定医療機関で治療を受けた方が対象って書いてある。県内の病院しか載ってないよ。少し遠くても、助成金もらえる方がいいんじゃない?」
私「え???」
衝撃です。なんでも要綱などはよく読むようにしているのですが、最初は県外を念頭に入れてなかったので見落としてた。
慌てて県のホームページを確認します。
『助成対象者:県内に住所を有し、指定医療機関で不妊治療を行っている戸籍上の夫婦』
この指定医療機関をクリックすると、県内の病院の一覧へ。
本当だ!!!これはまずい。さすがに助成金がないのはつらい。
どうしよう。どうしよう。
現実的に通えるところで、転院できるのはここしかないのに。
よし気持ち新たに頑張ろうと思っていただけに絶望感が押し寄せ、
やっぱり田舎に住んでて良いことなんてないじゃないか。何においても都会の人には選択肢がたくさんあって、こんな場所じゃ狭い世界で小さく生きていかなきゃいけない。親や家がなかったら出ていきたい。
なんて、ついに住んでいる町にまで恨み言がつのってきて、
「とりあえず紹介状キャンセルしないと」
と、またまた慌てて今度は通っていたクリニックに電話をし事情を説明します。
病院「県外からの患者さんにも助成金の書類作成をしているので、きっと対象になると思いますよ。一度県の方に確認されてみては」
・・・そうなの?
今度は冷静になり、スマホではなくパソコンでしっかりホームページを確認します。
すると指定医療機関一覧の下に一文
『県外の医療機関については、所在する都道府県、指定都市および中核都市において指定を受けている場合、当県の指定医療機関とみなします』
参考として載っていた厚生労働省のホームページから確認すると、
ありました!転院先の病院!
よかった。よかった。
何でも焦ったらだめですね。
結果は同じでしたが、忠告してくれた弟に「大丈夫だったよ、ありがとう」の電話をして一件落着しました。
こんなすったもんだも全て保険適用になれば解決します。
不妊治療は治療自体の苦しみだけでなく、クリニック選びの苦労や助成金の手続きの手間も負担になっていることを広く理解してもらいたいですよね。
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